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歯の治療を受けるとき
歯科診療の保険の範囲と自己負担分について
  治療の種類 治療の方法 保険でできる範囲と自費診療
歯冠修復
(むし歯で欠けた部分をつめたり、かぶせたりする)
図解 むし歯の部分を削り、穴へ材料をつめる。 初期のむし歯に行われる。 保険の場合:燐酸セメント、硅酸セメント、アマルガム、レジン(合成樹脂)。
自費診療:金箔。
図解 むし歯で欠けた部分が大きくなった場合、型をとり金属で鋳造して元通 りにする。 保険の場合:金銀パラジウム合金、銀合金。
自費診療:セラミック金合金、白金加金。
差額診療:前歯部に金合金、白金加金を用いた場合。
図解 むし歯の穴が大きくて、充てんやインレーでは回復できない場合に金属の板を曲げて作る金属冠。 保険の場合: 金銀パラジウム合金、銀合金、ニッケルクロム合金(前歯の智歯を除く臼歯のみに適用される)。
自費診療:金合金、白金加金。
 
図解 前歯や小臼歯のむし歯が大きくなった歯冠部分を削り取り、人工の歯冠を継ぎたして、元通 りにする。 保険の場合:人工歯にはレジン歯と陶歯を用い、金属で裏うちするときの材料は16K金合金、金銀パラジウム合金、銀合金。
自費診療:
16Kを超える金合金、白金加金。
差額診療:前歯部に金合金、白金加金を用いた場合
図解 永久歯の前歯に用いられ、天然の歯に類似した色調をもつ材料で、歯冠部の全表面 を覆う。 保険の場合:レジン・硬質レジン。

自費診療:ポーセレン(特別の陶材)、メタルボンド(金属に陶材を焼付けたもの)。
欠損補綴
(なくなった歯を人工歯で補い元通りにする)
図解 なくなった歯の両隣りの歯を支台として、ポンティック(なくなった歯の代りの歯)と連結して固定する。 保険の場合:支持歯には鋳造歯冠修復、金属冠、継続歯等が使われ、ダミーの材料は、16K金合金(前歯のみ)、金銀パラジウム合金、銀合金、人工歯はレジン、陶歯が使われる。

自費診療:16Kを超える金合金、白金加金。
図解 とりはずしのできる歯。 歯が全部ない場合の総義歯、 部分的にない場合は残った歯に鉤(バネ)をかけて作る局部義歯がある。 保険の場合:床はレジン、人工歯はレジン歯、陶歯。
バネは2歯欠損まで16K金合金、3歯以上は金銀パラジウム合金、コバルトクロム合金など。
自費診療:床を金属で作る。
差額診療:バネは16Kを超える金合金または白金加金。 総義歯の床に金属床を使った場合。

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