<健康保険の目的>
私たちが生活していくうえで、最も心配なことのひとつは、自分や家族のだれかが病気になったり、ケガをしたときの治療費や生活費の問題です。こういう不時の出費に対する心配は、病気やケガのときだけでなく、出産や死亡の場合も同じことです。
健康保険は、このような場合に備えて、働いている人たちが普段から収入に応じて保険料を出し合い、これに事業主も負担して、病気、ケガ、出産、死亡などのときに必要な医療や現金を支給して、お互いに生活上の不安を少しでもなくしていこうという目的から生まれた制度です。
<健康保険組合とは>
健康保険組合は、本来政府が行うべきである健康保険業務を代行する公法人です。
健康保険組合には、主に中小企業の従業員が加入する「協会けんぽ」(全国健康保険協会)と、常時700人以上(同種・同業の事業所を集める場合は3,000人)の従業員がいる事業所が厚生労働大臣の認可を受けて設立する組合管掌健康保険組合があります。
組合管掌健康保険組合である当健保は、昭和17年10月1日に設立されました。
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